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with the beatles (PMC1206,XEX 447-7N/448-7N)

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ザ・ビートルズの1st及び2ndアルバムのイギリス・オリジナルモノラル(mono)盤はこれまで持っておりませんでしたが、先日オークションで2ndの「with the beatles」を入手できました。

The Beatles
with the beatles
PMC1206

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折れ痕もあり、それなりのダメージですが背割れや底抜けはありません。
見た目が悪く不人気だったのか、開始価格のまま落札できました。

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ジャケット裏面に「Kathy Greenwood」と書き込みがあります。以前のオーナーさん?
当時のビートルファンの女子でしょうか。テープの痕があるので、ジャケットを壁に貼り付けていたのかも知れません。

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曲目のうちSide Twoの3曲目の表示が、GOTTA や GOT A となっていたり。
向かって左がstereo盤(ワンEMIマーク)で、右が今回のmono盤です。

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インナー・スリーヴも恐らくオリジナル。

XEX 447-7N
3 18 GOT

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XEX 448-7N
2 10 GLM

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手持ちの文献によれば、このアルバムのラッカー原盤を示すマトリクスナンバーは1から7(うち2は存在しない)まであるそうですが、この個体は両面とも7ということで、音的には最終形ということですね。
初版となるマトリクス1は「ラウド・カット」と呼ばれ、値段は高くなるみたいです。

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Side Oneのマトリクス・ナンバー、XEX 447-7N。

聴いてみたところ、針飛びも大きな傷もなく、良好でした。
早速、PCMレコーダで取り込み、iTunesで再生できるようにしました。

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有名なハーフ・シャドウのポートレイトですが、この盤は結構暗めになっています。
向かって左から、stereo盤(ワンEMIマーク)、今回のmono盤、日Apple盤の「ビートルズ!」。
微妙に違います。

このアルバムは前作「Please Please Me」と同様、カヴァー曲とオリジナル曲がほどよく混ざってます。カヴァーといっても、オリジナルよりむしろ有名になってますよね。
グループ全体がひと固まりになっているような、迫力を感じるアルバムです。

さだまさし・ライブ 随想録(エッセイ)

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今回ご紹介するのは、今なお現役最前線で活躍しているさだまさしさんが1979年11月にリリースした、ソロ名義での初ライヴ・アルバム「随想録(エッセイ)」です。

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収録曲等の詳細はこちら
https://ja.wikipedia.org/wiki/随想録_(アルバム)

このアルバムが発売された当時、私は高校2年生でした。
同じ年の4月に出たオリジナル・アルバム「夢供養」は、リアルタイムで(確か兄貴と折半して)購入して聴いていました。
兄貴が買った弾き語り楽譜集もあったので、さださんは私がギターを始めるきっかけでもありました。
個人的には、オリジナル・アルバムの中では「風見鶏(’77)」が一番のお気に入りです。
後追いで「帰去来(’76)」、「私花集(’78)」も聴きました。
「印象派(’80)」、「うつろい(’81)」は発売時に購入しました。

「印象派」はちょっと違和感がありました。ジャケットや封入のライナーノーツの装幀はかなり凝っていましたが、収録曲が9曲しかないことにちょっとがっかりしました。

「うつろい」は夢供養の世界観に近いかも。
「長江」という映画製作の時期と重なり、借金問題とかあるいは「防人の詩」による政治的主張の有無とか、音楽とは関係のない話題で騒がれ「出る釘は打たれる」状態だったように思います。
そういった雑音はともかく、楽曲としてやや弱いかな、と感じ始めたのも正直なところです。

アルバムと同様に、同時期のシングルも購入し続けました。
「天までとどけ」(フリーフライトレコードの初シングル)から「驛舎」まではしっかり買いました。
もちろんあの「親父の一番長い日」も。
あの当時は文化放送だったか日曜日の晩に「SUNDAY PARK」というラジオ番組をやっていて、風呂に入りながら近くにラジオを持ち込んで聴いたりしてました。

81年に就職してから、洋楽の方に関心が移り、さださんからは次第に離れてしまいました。

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この「随想録」も、リアルタイムで聴きました。自分で購入したのではなく、クラスメートから借りたものをカセットテープにダビングして聴いてました。
1978年、1979年のライブステージからベスト・テイクを集めたもので、この時期のさださんは、まさに飛ぶ鳥落とす勢いだったと思います。

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このヤマハのカスタム・ギターに憧れたものです!
いえ、もしかしたら、未だに・・・?

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ほとんどコンサート・プログラムと言っていい、12ページの歌詞カードというかブックレット。
ステージに関与したスタッフのコメントも載っています。

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ポートレートも付属。

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FFR-9001
帯にはFR-9001〜2と記載あり(誤りか?)。

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ゲートフォールド(見開き)ジャケット。

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掛け帯(というのかな)はアンコール・シングル盤を収納するポケットと一体になっています。

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アンコール・シングル(FZ-1)のレーベル。
SIDE1が「ひき潮」、SIDE2が「天までとどけ」(ただし、スタジオ・シングル・バージョンの冒頭にSEを加えただけのもの)。

このアルバム、2000年代にCD化されたそうですが、すでに廃盤。オークションではかなりの高額取引となっています。
でも、中古アナログ盤なら簡単に入手可能です。これも地元の中古盤屋さんで500円で買いました。

オープニングからMC、休憩、アンコールとステージの雰囲気を再現してくれています。
個人的にはアンコールEPはSIDE1を「吸殻の風景」、SIDE2を「ひき潮」で締めてくれたらよかったななんて思います。

とはいえ、若かりし頃のさださんの魅力溢れるこのアルバム、一聴の価値大有りです。
名曲・超強力曲ばかりですし、MCも楽しいです。

Please Please Me(PMC1202,XEX 421-1N/422-1N;4th press)

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先日の「with the beatles」に続き、ファースト・アルバムの「Please Please Me」モノラル盤をとうとう入手しました。
「with…」と同じ出品者さんからの落札でした。

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ジャケットはテープ痕などダメージがあります。
でも、私にとって初物の「Ernest J. Day & Co.Ltd.」製です!
オークション開始からちょっと価格は上がってしまいましたが、何とか落札に至りました。

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露出低めといいますか、ちょっと暗めのジャケット。これだけでも随分印象は異なります。
右下のフォトグラファー「Angus McBean」のクレジットは右寄りではありません。

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ジャケット裏面には、テープ痕が盛大に残っています。
半世紀以上前のレコードだと考えれば、これはむしろ、貫禄ですね。

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インナー・スリーヴは、オリジナルではありません。

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盤はずっしり、重量があります。
Side1のマザー番号は14、スタンパー番号はLO(85)。

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Side2のマザー番号は4、スタンパー番号はHH(77)。

いわゆる4thプレスで、レーベルを観察すると9時方向に初版1963年についての表示があること、黄色のPARLOPHONEマークの下にセントラル・リマークがないなどの特徴を持っています。
レーベルに書き込みがありましたが、黒地に黒ないし濃紺のボールペンなので、ほとんど目立ちません。
タックス・コードの浮き彫りは確認できませんでした。

PCMレコーダーに取り込みつつ、モニターしてみました。
針飛びもなく、多少チリチリするものの、まあまあ良好。
「I SAW HER STANDING THERE」のポールのベースがしっかり聴けました。
全般的に迫力ある音が、十分楽しめます。

iTunesでこのアナログmono、2009年リマスターstereoCD、monoCDと比べて聴いたりしてます。

以前から思ってますが、タイトル曲「Please Please Me」のステレオ・ヴァージョン、曲の最後の部分が突然妙なエコーというかディレイみたいになって聴き辛いです。これって何なのでしょう?
モノラルだと(ジョンの歌詞間違いと笑いもそうですが)問題なく聴けるのですが。

EIGHT DAYS A WEEK (THE TOURING YEARS)

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ザ・ビートルズの1963年から1966年のツアー時期を中心に綴るドキュメンタリー・フィルム「EIGHT DAYS A WEEK」。
全国公開二日目に、観に行ってきました(休暇をもらいました)。

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映画『ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK』公式サイトはこちら
http://thebeatles-eightdaysaweek.jp

7月25日の記事(こちら)で触れたハリウッド・ボウルのリミックスCDは、タワーレコードの実店舗で予約受け取りしました。店内にあったフライヤーを二種類くらいもらってきました。

右手にある武道館公演写真のカードは「ムビチケカード」。早い話が映画の前売り券ですが、このデザインが第一弾。第二弾はCDジャケなどと同じデザインですが、ビートルズのロゴ入りコットンバッグの特典付き(こちらは私が観に行った静岡東宝会館では売り切れでした)。

最近入手した1stと2ndのモノラル盤音源をiPodに入れて、予習のつもりで聴きながら入場しました。

入場の際、パンフレットを買おうと窓口で尋ねたら、初日で完売してしまったとのこと。さすがビートルズ!?でも、入荷待ちとのことなのでまた近いうちに寄ってみることにしましょう。


さて、映画の内容は、かつての「アンソロジー」やそれ以前に作られた「コンプリート・ビートルズ」とさほど変わらないというか、ドキュメントの色合いが濃いようにも思えました。
いくつかの映像では、モノクロフィルムに人工着色して擬似カラー化してありました。

ジョンが歌う「HELP!」のシーンでは、個人的にはウッとなりました。あの曲は本当に心の叫びというか心情を吐露したものだったのだ、と改めて感じました。

ツアーを重ねるうちに疲弊し、嫌気がさし、遂にはコンサートを拒否する四人。それでも、彼らは音楽を捨てることなくスタジオ・ワークにより意欲作を生み出していってくれたことに、感謝したい気持ちで一杯です。

最後には、あのシェイ・スタジアムのコンサート・フィルムをレストアしたものが、本編のエンドロールの後に続けて上映されました。これは良かった!
このフィルム、音はスタジオで追加録音されたと聞いたことがあるのですが、今回の映画ではどうだったのかしら?「アクト・ナチュラリー」って以前はまんまレコード音源だったような…。でも今回聴いたのはちょっと違うような…。

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「ヨッコのおじさん」大倉明:作

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最近、ちょっとハマっているマンガです。

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大倉明 「ヨッコのおじさん」 全4巻
曙出版 Akebono Comics


初版年月日は以下のとおり。
第1巻 1974(S49).4.25
第2巻 1974(S49).7.31
第3巻 1975(S50).7.10
第4巻 1975(S50).9.13

参照データ:「まんだらけオークション」商品紹介ページ(ただしオークションは終了)

当時の私は小学4年生。
この時のお目当ては、新連載の「ウルトラマンA」でした。

この「ヨッコのおじさん」をふと思い出し、ネット検索のうえ、オークションや通販で単行本を探し当てました。
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通販で見つけた4冊揃い。

カヴァーに記載された発行年月日は、4冊とも77(S52)年4月15日とありました。
これが何刷目かは知る由もありません。 本体の奥付には発行年月日は載っていませんでした。

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こちらは裏カヴァー。

主人公「ヨッコのおじさん」は、夫婦で八百屋を営む善良な市民。夫婦に子供はなく、おじさんの兄には3人の男の子(つまりおじさんの甥っ子)がいます。
この3人のうち、エンジニアの長男(一郎)が結婚するのですが、お相手の陽子も3姉妹の長女で、お互いの兄弟姉妹が同世代同士。次男(ヨシヒコ)と次女(ヨッコ)が中学生。ということは、「ヨッコのおじさん」と言っても、じつは義理の叔父、姪ということです。
おじさんとヨシヒコ、ヨッコの3人が中心になって展開していきます。

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ホームドラマ的なマンガですが、かなりドタバタなシーンが多く、全くの主観ですが、後年の鴨川つばめ「マカロニほうれん荘」に通じるものも感じました。

何しろ、画力があります。
また、時折り出てくる当時のアイドルの似顔絵も表情豊かです。天地真理、小柳ルミ子、南沙織、麻丘めぐみ、アグネス・チャン、桜田淳子、山口百恵、その他いろいろ登場。

画風はなんとなく関谷ひさしや吉田竜夫に近いような気もしますが、そのあたりの情報はほとんど皆無なので、これもあくまで私の主観にすぎません。

何しろ、ほとんど主役としか思えないヨッコちゃんが可愛いです。相当おてんばですが。

また、ヨッコちゃんのお姉さんでエンジニアの長男(一郎)と結婚する陽子さんがものすごい美人で、明らかにカトリーヌ・ドヌーヴのヴィジュアル。
一郎もヨシヒコ(義彦)も、かなりの(昭和の)イケメンです。

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一番覚えているシーンは、007のジェームス・ボンド(ショーン・コネリー)が出てくる回で、おじさんが水と間違えてニトログリセリンを飲んでしまうお話(第4巻に収録)。
改めて読み直すと、この回にはヨッコちゃんは全く出てきませんでした。

連載されていた別冊少年サンデーは、何とオイル・ショックのあおりを受けて1974年3月号で休刊(実際には廃刊?)となったそうです。

単行本には、初出の連載雑誌名などのデータは全く記載されていませんでした。曙出版自体も当時の形態では残っていないようです(Akebono Comicsは絶版)。
作者の大倉明さんについてのネット情報を手掛かりに考えると、貸本マンガつながりで同社から出版したように思えますが、推測の域を出ません(今回、いつにも増して主観・私見だらけですね)。

(ちょっと、So-netブログの調子が今ひとつなので表示がおかしい点があるかも知れません。予告なく記事を修正する場合があります)

A Hard Day’s Night (PCS3058,YEX126-1/YEX127-1;GRAMOPHONE RIM)

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ちょっと大袈裟ですが、ここ数ヶ月ビートルズの(広義の)英オリジナル盤アルバムを追求しております。

物としてのコレクションの要素も多分にあるのですが、音の違いを確かめたいという興味から、ネット・オークションや中古盤屋漁りに注力しています。

版の順番を確認する材料として、手持ちの盤についてジャケット仕様、レーベル表記、マトリクス番号等の刻印などをエクセル一覧表に整理してみました。

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いわゆるUKオリジナル盤(初版以外を含む、という意味で)は、BOXセットを除きおよそ30枚ありました。

Appleレーベルについてはヴァリエーションがありませんが、Parlophone盤については比較的入手しやすい2EMIマークスstereo盤を中心に、いちタイトル辺りの枚数が多くなっております。

最初は、モノラル盤をいかに安価に集めるかということに力点を置いてました。先にご紹介した「Please Please Me」や「with the beatles」などがその成果です。

ところが先日たまたま視聴したYouTubeの音源でステレオ・ヴァージョンの「IF I FELL」を聴いたところ、右チャンネルのギターの響きにびっくりし、ステレオ・ヴァージョンを今までないがしろにしてたなあと、ちょっと反省?しました。

イエロー・パーロフォンなどオリジナルのステレオ盤で安価な物はなかなか見つけられないので、マトリクス番号が1など初期に近いいわゆる「GRAMOPHONE」リムの盤を中心に探すこととしました。


PCS3058
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これは「A Hard Day’s Night」のグラモフォン・リム盤。
コーティング・カヴァーですが、右上にstereo表示がありません。

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ジャケットの裏面。

特徴的なのは、フリック・パック(折り返し)が上下二箇所のみで右側面にないこと。
ない、というか折り返し部分が内側に折り込まれて、糊代になっているようです。
通常の三方折り返しと紙の構成は同じということで、もしかしたら折り間違いなのでは?とさえ思ってしまいました。
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インナー・スリーヴはえんじ色の広告付きのものです。
ビートルズ関係ではSGT.PEPPER、ABBEY ROAD、LET IT BEとポールとリンゴのソロ作が載っています。「McCartney」のジャケ写真が裏面になっているのが興味深いです。
えんじ色広告のスリーヴはもう一種類あり、以前紹介したwith the beatlesのスモール・ロゴstereo盤のものです。
http://bittersweethome.blog.so-net.ne.jp/2010-06-11

レーベルはシルバー・パーロフォンの2EMIマークスのタイプ。外周の記述が「THE GRAMOPHONE CO LTD」で始まるグラモフォン・リムです。

YEX126-1
マザー4、スタンパーTR
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YEX127-1
マザー2 10、スタンパーHH
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マトリクス番号がいずれも1です。
オークション出品時には「軽いスレ・汚れなど経年程度の傷みはありますが、中古品としては概ねきれいな状態」という説明でしたが、聴いてみたら何の問題もありませんでした。
極めて良好なコンディションで、モノラルばかり好んで聴いていた耳には新鮮に感じました。

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こちらは向かって左から、イエロー・パーロフォンのmono、今回のグラモリムstereo、EMIリムのstereo、デジリマのmono(実際はstereo)のジャケット。mono/stereo表記、色合いの違いがお分かりいただけるでしょうか。

以前紹介した「A Hard Day's Night」の記事はこちら(7年も前…)。
http://bittersweethome.blog.so-net.ne.jp/2009-08-25

Extracts from the film A HARD DAY'S NIGHT(GEP8920)

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前回記事で紹介した「A HARD DAY’S NIGHT」のステレオ盤をデジタル・アーカイヴした際に、この盤を持っていたことを思い出し、ついでにPCMレコーダーに取り込みました。

Extracts from the film A HARD DAY'S NIGHT
GEP8920
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アルバムは1964年7月の発売でしたが、こちらのEP(日本ではコンパクト盤なんて呼ばれてました)は同年の11月に発売されたものです。次回アルバム「Beatles For Sale」のちょうど一ヶ月前。

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「from the film」とあるように、アルバム「A HARD DAY’S NIGHT」のA面から選ばれた4曲が収録されています。

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SIDE 1
1 I SHOULD HAVE KNOWN BETTER
2 IF I FELL
マトリクスNo. 7TCE832-2
マザー1、スタンパーA KT刻印

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SIDE 2
1 TELL ME WHY
2 AND I LOVE HER
マトリクスNo. 7TCE833-3
マザー1、スタンパーA KT刻印

ジャケットはコーティングされていて、綺麗です。
アルバムとほぼ同じデザインですが、色合いが紫っぽく、また違った雰囲気です。何しろ可愛らしい!

音源はモノラルで、有名な「IF I FELL」でステレオとの違いが楽しめます。

この盤はざっと20年くらい前に地元の中古アナログ専門店で見つけました。このお店にはさんざんお世話になりました。オリジナル盤の魅力を知ったのもこのお店のおかげです。
http://web.thn.jp/gtr/

Beatles For Sale(PCS3062,YEX142-1/YEX143-1;GRAMOPHONE RIM)

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今回もGRAMOPHONE盤の入手報告です。
1964年12月リリースの4thアルバム、「Beatles For Sale」。

「For Sale」はボロボロのイエロー・パーロフォンmono盤と、おそらく80年代の2EMIシルバー・パーロフォンstereo盤を持っておりましたが、新たにGRAMOPHONEstereo盤をかなり安価でオークション落札しました。

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ジャケットの表(おもて)面。
後々のリイシューの一部ではmono表示が黒文字のものもありましたが、これはやはり白抜きのほうが気分ですね。
文字情報はあくまでも控えめなのがデザイン・コンセプトだと思うので。

よく見ると、ポールの顎が髭面(ひげづら)に見えます。
IMG_4700.JPG
オークション出品段階の画像でもちょっと気になってたのですが、実物を見たらどうやら印刷ミスでインクが滲んだようです。こんなの、新品だったら返品/交換レベルですね。
わかっていたことなので、取引はもちろんそのまま良好に成立しました。

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IMG_4703.JPG
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ジャケットは恐らく、折り返し部分を見る限りではイエロー・パーロフォン盤と同程度の仕様に見えます。
やっぱり傷みやすいのか、スパイン(背表紙)にダメージがありました。

インナー・スリーヴは、パテント番号と製造国名が青文字で入っているだけのシンプルなもの。
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IMG_4710.JPG

左からイエロー・パーロフォンmono、グラモstereo(今回紹介のもの)、2EMIstereo。
色目が段々薄くなってます。
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ポールのアップで、同様に比べてみました。
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明るさで表情も違って見えてくるから不思議です。

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マトリクス番号:YEX142-1 マザー:16、スタンパー:TG

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マトリクス番号:YEX143-1 マザー:169、スタンパー:LR

さてこちらも、いつものようにPCMレコーダーでデジタル・アーカイヴしました。
一部傷を拾う箇所もありましたが、許容範囲。monoよりエンディングが長い曲などもあるのがまた一興です。

グラモフォン・リム盤とEMIリム盤ないしALL RIGHTリム盤との比較にまでまだ至っていませんが、いずれ試してみたいと思います。

Mary Hopkin/Those were the days(EAP-80665)

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以前このブログでメリー・ホプキンのアップル盤リイシューCDを紹介したことがありました。
http://bittersweethome.blog.so-net.ne.jp/2010-07-12

アップル・レーベルからのメリー・ホプキンのアルバムは、「ポスト・カード(1969年)」「大地の歌(1971年)」の二枚のオリジナル・アルバムのほか、シングル曲を中心としたベスト盤「ベスト・オヴ・メリー・ホプキン」が1972年にリリースされています。

このうち最初の2枚は1991年以降デジタル・リマスタリングのうえCD化され、併せてアナログ盤もリイシューされましたが、「ベスト・オヴ・メリー・ホプキン」はなぜかアナログ盤は出ませんでした。

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例によってネットオークションで物色していたら、状態の良さそうな日本盤を見つけたので入手してみました。
UK盤はもちろんUS盤はプレミアがついてなかなか手が出ませんが、この東芝音工盤は帯なしということもあってか2,000円とお手頃でした。
IMG_4732.JPG

SW1-3395 1S 3P 3CW
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Side1
1.Those were the days(悲しき天使)モノ
2.Que sera sera(ケ・セラ・セラ)
3.The fields of St. Etienne(サン・エチエンヌの草原)
4.Kew Gardens(キュー・ガーデン)
5.Temma Harbour(夢みる港)モノ
6.Think about your children(未来の子供たちのために)

SW2-3395 1S
両面ともにJISマーク刻印あり
IMG_4740.JPG
Side2
1.Knock knock who's there(しあわせの扉)
2.Heritage(ヘリテージ)
3.Sparrow(スパロー)
4.Lontano degil occhi(ロンターノ・デーリ・オッキ−瞳はるかに)
5.Goodbye(グッドバイ)

インナースリーヴは黒無地のものでした。

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ゲートフォールド・カヴァーの内側にはポートレイト写真があり、また二つ折り4ページの歌詞カードにも写真があしらわれています。
歌詞カードには対訳はありませんでした。
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side1の1曲目「悲しき天使」と同5曲目「夢みる港」は、レーベルでは「mono」、ジャケット内側にモノ(ラル)と記載があります。
ところで、Side2の1曲目「しあわせの扉」ですが、このアナログLPにはモノ表示はありませんでしたが、95年のCD版では唯一この曲のみmono表示となっていました。
LP版、CD版両方を聴き比べしたところ、同じヴァージョンのようでした。どちらも基本はモノラルで、エコーでステレオ効果を加えてあります。従って、純粋なモノラルでもなく、リアル・ステレオでもないというのが正確なところかと思われます(シングル盤ではどうだったのでしょうか)?

今回のこのアナログ盤は目立った傷もなくおおむね良好でしたが、B面ラストの「グッドバイ」がちょっと荒れて聴こえました。ポール・マッカートニーの膝叩きパーカションがノイズに聴こえるというか、全般的にリミッターが効きすぎているような感じ?

このアルバムに関しては、追加収録曲も豊富な95年版リイシューCDのほうが楽しめるかも知れません。

Mary Hopkin/Knock, knock who’s there?(UK: Apple 26 , US:Apple 1855)

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メリー・ホプキンのシングル曲「しあわせの扉」、そのUK盤とUS盤がセットでオークションに出ていたので入札してみました。

KNOCK,KNOCK WHO’S THERE?
APPLE 26A-1U
マザー 2、スタンパー RH
B KT
box-s-vxganconi6db6y5mw3uvbkpina-1001.jpeg

I’M GOING TO FALL IN LOVE AGAIN
APPLE 26B-1U
マザー 2、スタンパー RH
C KT
box-s-vxganconi6db6y5mw3uvbkpina-1001-1.jpeg

このイギリス盤シングルは、1970年3月にリリースされたものです。
B面の曲(邦題「恋の芽ばえ」)はLP未収録で、初めて聴きました。
何となく、アルバム「Those were the days」に収録しなかった理由が分かる気もします。
1970年にそのまま置きっぱなしにされた曲、という感じを受けました。
なお、本来このシングルはピクチャー・スリーヴですが、今回入手したものは白無地のスリーヴでした。

KNOCK,KNOCK WHO’S THERE
1855
S45X 47899 Z6 (△にーのマーク)
STERLING 2 LH
box-s-vxganconi6db6y5mw3uvbkpina-1001-2.jpeg

INTERNATIONAL
1855
S45X 47627 Z6 (△にーのマーク)
STERLING 3 LH
box-s-vxganconi6db6y5mw3uvbkpina-1001-3.jpeg

こちらのアメリカ盤シングルは1972年11月リリース。
レーベルに記載のとおり、SideAは前回紹介したシングル集ベスト盤「Those were the days」から、SideBはセカンド・アルバム「Earth song/Ocean song」からの曲です。
両面ともにSTEREOと表記されています。が、SideAについてはUK盤同様、モノ音源にリバーブをかけてステレオ効果を出しているだけのように思えます。

UK盤の方が音圧が高く、US盤はそれより若干低めでちょっとハイ上がりに聴こえました。

The BEATLES(SWBO 101)

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1968年11月にザ・ビートルズの新設レーベルAppleの第一弾アルバムとしてリリースされた「The BEATLES」。そのジャケット・デザインから通称「ホワイト・アルバム」と呼ばれています。
このアルバムのU.S.盤を今回入手しました。

The BEATLES Stereo SWBO 101
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IMG_4748.JPG

シリアル・ナンバーはA1867864。
IMG_4743.JPG

ゲートフォールド(見開き)・カヴァーを開くと左下にカタログ・ナンバーがあります。
IMG_4751.JPG

裏面の右上にStereo表示。控えめな表記は、デザイン・コンセプトに適ったものです。
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SIDE 1
SWBO 1-101-J46’’ △I AM
IMG_4755.JPG

SIDE 2
SWBO-2-101 J45’’ #3 △I AM
IMG_4756.JPG

SIDE 3
SWBO 3-101-J47 #2 △I AM
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SIDE 4
SWBO 4-101-J44 △I AM
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アップル・レーベル。最近、U.K.盤よりもこちらの方が美しく思えてきました。
ペンシルヴァニア州スクラントン工場でのプレスであることを示す△の中に「I AM」のマークは、4面全てに入っていました。

<レーベルの特徴>
・Capitolのロゴが裏面(林檎の断面・スライス側)にある。
・後発のものには「Record 1」「Record 2」などの表示が右上にあるが、これにはない。
・Side2の「Rocky Raccoon」が「Rocky Racoon」と誤表記(U.S.盤に共通)。

ジャケットにはシミが盛大にありますが、盤質は良好で、ノイズも皆無ではないものの概ね支障なく聴けました。
たぶん気のせいですが、普段気がつかない音が聴こえるような気がしました。

付属のポスター(裏面が歌詞カード)と4人のポートレイトも完品でした。
ポスターは艶のある紙質で、U.K.盤付属のものより発色が綺麗に思えます。
なお、U.S.盤のポスターでは、ジョンとヨーコの裸のイラストとポールのヌード写真に修正が施されています。

あと、U.S.盤ホワイト・アルバムのエピソードとして有名なのは、初盤のマスタリングがひどい音だったらしく、ロサンゼルス滞在中にたまたまこれを聴いたジョージ・ハリスンがカッティングをやり直させたということです。
私がこの話題を知ったのはネヴィル・スタナード著「ビートルズ大百科(1983年CBS・ソニー出版刊)」でした。さらには湯浅学著「アナログ・ミステリー・ツアー 世界のビートルズ 1967-1970(2013年P-Vine BOOks刊)」でも取り上げられています。

以前紹介したU.K.Stereo盤はこちら。
http://bittersweethome.blog.so-net.ne.jp/2009-09-08

オーディオテクニカのMONOカートリッジ:VM610MONO

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本年もよろしくお願いいたします。

ビートルズ、ビーチ・ボーイズなどのオリジナルモノラル盤をたびたび紹介しておりますが、実は最近までステレオ・カートリッジでばかり再生していました。

一応、モノラル針のカートリッジ(ortofon OM D25M)を所有しているのですが、これは針こそモノラル対応ですがカートリッジの機構自体はステレオ仕様で、偽モノに近いものでした。
http://bittersweethome.blog.so-net.ne.jp/2009-08-02
http://poposuke.blog.so-net.ne.jp/2012-01-24

実際にOM D25Mで再生してみてもあまりいい印象を受けなかったので、所有しているモノ盤は結局ステレオ・カートリッジで聴いているのでした。

そんな折、オーディオテクニカから、アナログ用カートリッジ9機種が2016年12月に発売されるということを知りました。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1023954.html
そのラインアップに、SP用とともにLP用のモノラル専用モデルが含まれているということを知り、注目していました。

12月にリリースされたばかりの「VM610MONO」を、今回購入してみました。
https://www.audio-technica.co.jp/atj/show_model.php?modelId=2886

VM610mono.jpg

「モノラル専用ボディに接合丸針を搭載した」、「レコードのサーフェイスノイズを低減し安定した再生音が得られるモノラルLP専用モデル」だそうです。
詳しくは以下のサイトを参照願います。
https://www.audio-technica.co.jp/atj/vm/jp/
https://www.audio-technica.co.jp/cartridge/navi/

市内のオーディオ専門店で聞いてみたところ、数日で入荷できるということで、注文しました。
このお店ではアナログ・プレーヤーやDVDプレーヤー、プリメインアンプなどを今まで購入しております。前述のortofonカートリッジもここでの購入です。

カートリッジと同時に、ortofonのシェル「SH-4」を購入。
リード線付きで、安価で必要十分なシェルだと思います。これ、Made in Japanです。
http://www.ortofon.com/sh-4-black-p-264

お店から入荷の連絡をもらった際、お店から「カートリッジをシェルに取り付けしましょうか」と言ってもらいましたが、今回は自分でやってみることにしました。
カートリッジのシェルへの取り付けは初めてです。事前に、先曲がりのラジオペンチを用意しました。

IMG_4768.JPG

カートリッジをシェルに仮止めした後、取説に従い4本のリード線を繋ぎました。
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その後、シェルの重さ、カートリッジの重さを確認したうえで、アームのバランス調整、針圧の調整を経て、いよいよ試聴です。
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試聴したレコード

Please Please Me(PMC1202) / The Beatles
http://bittersweethome.blog.so-net.ne.jp/2016-09-15

A Hard Day’s Night(PMC1230) / The Beatles
http://bittersweethome.blog.so-net.ne.jp/2009-08-25

Beatles For Sale(PMC1240) / The Beatles
http://bittersweethome.blog.so-net.ne.jp/2009-08-27

Pet Sounds(T2458) / The Beach Boys
http://bittersweethome.blog.so-net.ne.jp/2016-05-23

Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band(PMC7027) / The Beatles
http://bittersweethome.blog.so-net.ne.jp/2009-09-05

IMG_4763.JPG
聴いてみた感想。全体的に、ノイズが軽減したように思えました。
低音の感度が高まり、また高音もクリアに聴こえます。
Sgt. Peppersのタイトル曲リプライズでのポールのベースの巧みさがよく分かりました。
この感触は正直、OM D25Mでは味わえませんでした。

一方で、Pet Soundsではステレオ針では起きなかった針飛びが発生しました。針圧を弱めても変わらず。

ステレオ盤を聴く場合、カートリッジ+シェルの重さなどが異なるので、ウエイト・バランスの再調整が必要ですが、楽しい手間暇です。

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手前にあるのはTASCAMのPCMレコーダー「DR-05」。

SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND(PCS 7027,YEX 637-1/YEX 638-1)

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ひっさしぶりの更新でございます。

ザ・ビートルズの1967年リリースのアルバム「サージェント・ペパーズ」が発売されてから今年で満50年。
この記念盤がスーパー・デラックス・エディションをはじめ各種、5月26日に世界同時発売されるのは皆さんご承知のことと思います。
http://sp.universal-music.co.jp/beatles/

その予習ではないけれども、UK初版のステレオアナログ盤を今回入手してみました。

というのも、B面最後に収められているいわゆる「インナー・グルーヴ」が、所有している70年代以降のアナログ・マスターによるステレオ盤では中途半端にしか再生されず、最初の(マトリクス1)ステレオ盤ではどうなっているのか確かめたかったのです。
モノラル盤(PCM 7027)は以前こちらで紹介したとおりです。
http://bittersweethome.blog.so-net.ne.jp/2009-09-05

PCS 7027
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ジャケットの色はなかなかいい感じです。もちろんコーティング・カヴァー。
少し光が映り込んでしまいました。

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裏面右上に「PCS 7027 Stereo」と表記あり。また右下には「This is a stereo recording.」と書かれています。

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インナー・スリーヴは無地のもの(オリジナルなのかは不明)が付いていましたが、ダメージが大きく使用に耐えないので、別に入手したカンパニー・スリーヴに差し替えました。
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マトリクス番号:YEX 637-1 マザー:2、 スタンパー:GRP
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マトリクス番号:YEX 638-1 マザー:1、 スタンパー:GRD
タックス・コード K T 刻印あり
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PCMレコーダーによるデジタル・アーカイヴを行いつつ、モニターしてみました。
若干ノイズ箇所はあるものの、概ね良好。十分楽しめます。
サイケ・スリーヴではないものの、ちゃんとカット・アウトも付いていてこれで送料込3,500円!よい買い物でした。

さて、インナー・グルーヴですが、モノラル・ステレオそれぞれのマト1及びその他を比較した動画がYouTubeにあったので、貼っておきます。


私の持っているモノ、そして今回入手のステレオ(いずれもマト1)も、この動画で聴けるものと同じのようです。

思えば私が最初にこのアルバムを聴いたのはEASで始まるカタログ番号の東芝EMI盤で、これにはインナー・グルーヴは収録されていませんでした。
初めて聞いたのは1987年に出た初版CDで、リピートしてフェイド・アウトするものでした。これは2009年リマスターCDでも同様かと思いますが。
ただ、アナログ盤へのカッティングは、このCD版のようにはうまくいってないのでは?と思います。

「レコーディング・セッション」を読むと、このインナー・グルーヴに関しては原盤のカッティングに苦労したみたいで、何回もやり直したそうです(お持ちの方は、1967年4月21日の項をご覧ください)。

ところで、インナー・グルーヴ部分にカッティングするというのは、カッターをどの時点でラッカー盤から持ち上げるのかすごく大変な作業に思えるのですが、どうやっているのでしょうね?
再生する分にはただ回しておけばいいのですが、刻むときはカッター針をそのまま置いておくわけにはいかないですよね・・・。

Sgt Pepper's 50周年記念エディション

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発売日は昨日でしたが、我が家に届いたのは今日土曜日でした。
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梱包材を取り除くと…
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こんな感じ。
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Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Bandの50周年記念盤(CD4枚、ブルーレイディスク1枚、DVD1枚組)です。
ずっしりと重いです。フロントは、3D写真のような仕様です。ちょっと安っぽい?
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先日入手したPCS7027アナログ盤と並べてみました。
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スリップ・ケースを外すと、マスター・テープの箱をデザインしたボックスがお目見え。
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開くと、おなじみのジャケット。黒く見えるのは取り出し用のテープです。
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ポスターが2枚封入されてました。
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ジョンが所有していた「ミスター・カイト」のポスター、そしてアルバム発売時の宣伝用ポスターの復刻版です。
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カット・アウト、立版古、付属本の日本語訳冊子。
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立版古も別の意味でカット・アウトですね。
多分作らないだろうなぁ・・・
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ハード・カヴァーの本はシールドされてました。中身の紹介はここでは止めておきます。
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ディスクを収納したアルバムサイズのジャケット。アナログ盤と並べてみました。
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ワイド・スパインという感じですね。カット・アウトはこのジャケットには収納できません。
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ジャケットを開いた状態。最初に開いたとき、結構中身(ディスク)が飛び出てました。
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CD4枚の裏ジャケット。
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これからじっくり聴きます。

There Goes Rhymin' Simon (KC 32280)

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2017.7.24一部追記

邦題「ひとりごと」。
1973年にリリースされたポール・サイモンさんのS&G解散後2枚目となるアルバムです。

このアルバムに関しては以前4チャンネルステレオ盤の紹介をしましたが、今回、恐らくオリジナル盤と思しき個体を入手しました。

KC 32280
KC32280front.jpg

KC32280back.jpg

KC32280label.jpg
よく見るとA5曲目のみ収録時間が書かれていません。
これが初版かも知れないと思った理由ですが、確かなことは分かりません。


このアルバムは本当に捨て曲無しです。
マッスル・ショールズのリズム隊とのコラボがよく語られます。
初めてこのアルバムを聴いたとき、A4「何かがうまく」のアレンジがクインシー・ジョーンズっぽいなあと思ってライナーを読んだらドンピシャだったのに驚いた覚えがあります。

B3「落ちることを学びなさい」とB4「セント・ジュディーのほうき星」がお気に入りです。
コード展開の妙とリズムの刻みに影響され、遠く及びませんがバンド活動をしている頃にそれっぽい曲を作ったりしてました。

ちなみに、4チャンネル盤のカタログナンバーはCQ 32280でしたが、見開きジャケットの内側にはこのオリジナル盤と同じ「KC 32280」と表記されていました。
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向かって右がCQ盤、左がKC盤。どちらにも「KC 32280」と書かれています。

なかなか暇が取れず、まだ針を落としてません。
音の検証は、おいおいと・・・。
多少チリパチ音はあるものの概ね許容範囲でした。

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CQ盤とKC盤のタイトル部比較。
CQ盤はクアドラフォニック表記を入れるスペースを確保するため、アルバム・タイトルのレタリングも小さくなっています。


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「コダクローム」部分に、登録商標についての注記が入っている方がCQ盤。入っていない方がKC盤です。

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見開きジャケットの内側に歌詞とミュージシャン・スタジオ等のクレジットが書かれていますが、コダクロームに関してはここでも登録商標の注記があります。
入っている方がCQ盤、いない方がKC盤。


1967年のお気に入り

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その昔、日立ミュージック・イン・ハイフォニックというラジオ番組があって、静岡ではSBSラジオでよる11時から放送してました。
その番組の企画で、アメリカの音楽チャート誌「Billboard」の年間ヒット曲を紹介するというのがあって、何本かエアチェックしました。かれこれ30年以上前だと思いますが・・・
その当時のカセットは実家のどこかにあると思います。

1967年(Sgt.Peppersの出た年です)のチャートから、個人的に印象深い曲を拾ってみました。


タートルズは、ヴィジュアルで見ると笑ってしまいますが、曲はいいですよね。


アソシエイション。かなり好きです、この「Windy」。アルバム探そうかな。


グループ名がいかにもPeppersに影響されてそうに思える(根拠は全くありませんが)、摩訶不思議な曲。ラジオで初めて聴いた時でさえ変な曲だと思いましたし、今でもそれは変わりません。

ハイレゾ音源を購入

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2015年9月の復刻アルバムリリースに合わせ、ハイレゾ音源(FLAC形式、 96.0kHz/24bit)がリリースされていますが、このたびふと思い立って、「上級者向けパッケージ」とされた5曲をダウンロード購入しました。

highreso.jpg

1 ファースト・デイト(from Sg Master Tape)
2 リトル・プリンセス(from Sg Master Tape)
3 丘の上のハイスクール(from Sg Master Tape)
4 哀しい予感(from Sg Master Tape)
5 くちびるNetwork(from Sg Master Tape)


このハイレゾ音源リリースの話題は、以前このブログでも取り上げました。
http://bittersweethome.blog.so-net.ne.jp/2015-09-17

【ハイレゾ限定】上級者向けレア音源は、以下の二つのサイトから購入できます。

音楽ダウンロード・音楽配信サイト「MORA」
http://mora.jp/package/43000004/PCSP-01901_F/

e-onkyo music
http://www.e-onkyo.com/music/album/pcsp01901/
(こちらにはFLAC形式に加えWAV形式ファイルの販売もあります)

それぞれのサイトに、ディレクター国吉美織さんのインタヴュー記事のリンクがあります。また、ほぼ同じ内容の記事はレコード・コレクターズ2015年10月号にも掲載されています。

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ところで、私のパソコン環境は、Mac miniのOS X Yosemite10.10.5ですが、このFLAC形式ファイルを再生できるソフトを持ち合わせておりませんでした。

調べてみたところ、「VOX」というビートルズの御用達アンプみたいな名前のフリーソフトがありました。
http://jp.coppertino.com/vox/mac

このソフトをインストールし、iTunesのライブラリにある音源ファイルの再生を確認したのちに、上記の「上級者向けパッケージ」をダウンロード購入してみました。
このパッケージ、曲単体での販売はしておらず、アルバム単位となります。

先に「moraダウンローダーでまとめてダウンロード」というボタンを押してしまい、ダウンロードしたファイルが真っ白なアイコンで、開くソフトが見つかりませんでした。
さらに、再生できていないのに、販売サイトから購入手続き完了のメールが届いたりしたので、ちょっと焦ってしまいました。

案内をよく読み直すと、先に「moraダウンローダー」というソフトをインストールしておいてからということのようでした。
ダウンローダーソフトをインストールし、無事、曲ごとのダウンロードも成功できたので、VOXのプレーヤーで再生してみました。

私は普段、Mac miniに「UA-4FX」という一時期流行ったUSBオーディオ・キャプチャー(DAコンバーター)を繋ぎ、そこからヘッドフォンで音楽を聴いています。
いわばヘッドフォン・アンプとして使っており、パソコンのヘッドフォン端子から直接聴くよりは、音質面で有利と思います。

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聴いてみた感想ですが、従来のCD(DSDマスタリング等々)と明確に違う、とは言い切れないけれども、雑味のない素直な印象を持ちました。
もっとも、ヘッドフォン再生だけでは正当な評価にならない気もするので、話半分あるいはそれ以下としていただければとも思います。

そして、「ファースト・デイト」「リトル・プリンセス」「丘の上のハイスクール」は、LRがアルバム(シンデレラ)・バージョンとは確かに逆でした。
よほど気をつけて聴かないと、ほとんどわかりませんが。

じっくり聴いてみて、追加レポートできればと思っています。

岡田有希子「贈りもの」2OP2362

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岡田有希子さんが1984年11月28日にリリースしたプチ・アルバム「贈りもの」。
既発シングル曲3枚6曲に、未発表曲1曲を加えた計7曲が収録されています。
以前こちらでも紹介しました。
http://bittersweethome.blog.so-net.ne.jp/2011-10-09

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さて、こちらは最近入手したカセット版。シールド未開封品です。
表記を見る限りでは、同年12月5日リリースです。

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アナログ盤の7曲に加え、シングルA面3曲分のカラオケも収録されていてお得感があります。
むしろ、カセットの方がオリジナル感が高いようにすら思えます。

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側面も褪色なく、すこぶる良いコンディションです。

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音質等について、以前紹介したオリジナル・カラオケと比較できるといいのですが、せっかくの未開封品なのでもったいなくて・・・。

歌詞カードも封入されているはずですけど、当然未見です。

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DeAGOSTINI「ザ・ビートルズ・LPレコード・コレクション」アビイ・ロード

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ザ・ビートルズか岡田有希子か、話題がどちらかばっかりですね(一人ツッコミ)。

DeAGOSTINIの「隔週刊 ザ・ビートルズ・LPレコード・コレクション」が8月29日に創刊され、第1回発売分は「アビイ・ロード」でした。
お試し価格の設定につられ、購入してみました。
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このアルバムについては、マト2/1の英オリジナル盤(ただし初版ではありません)、日EAS盤、英ボックス盤の3枚しか持ってません。
あと、CDは日87年盤とEU09盤リマスターの2枚です。
例によってPCMレコーダーに取り込み、マト2/1英盤と比較してみました。

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左が英オリジナル盤です。

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レーベルが暗く見えるのは、リム(周辺)の文字が細かくなってるからでしょうか。字が小さくて老眼には厳しい(苦笑)。
2009年デジタル・リマスターが音源という表記があります。

音圧は英盤より低めに感じましたが、私の再生環境と自身の能力では大きな違いは感じられませんでした。
Side2-3曲目「You never give me your money」の始まる直前にかすかに聴こえるテープ転写みたいなゴーストは、英盤と同様にありました(デジタルリマスターなのに?カッティング時に生じるものなのか?)。

ジャケットですが、ペラペラという批判もよく言われてるけど、オリジナルと大差ないと思います。
背文字のフォントはオリジナルとは違うけれど、全体の色調や質感はかなりいい線いってるんじゃないでしょうか。さすがに匂いの再現はなさそうですが。

ジャケット表の写真は英盤と比べると若干修正されている箇所がありますね。2012年のリマスターアナログ盤でもそうだったのかな?

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下が英オリジナル盤、上が今回のDeAGO盤。
ジョージの足元の横断歩道が随分きれいになってます。


写真が撮れていませんが、裏面もほぼオリジナルを再現してます。
所謂レフト・アップルを再現したらすごく盛り上がったと思いますが、却ってクレームになったりして。

今回のこのシリーズ、マニア的な観点と若い世代のレコード体験への誘いといろんな購入動機があると思いますが、楽しみ方はそれぞれですよね。
だってビートルズなんですから。

次回9月12日発売のSgt. Peppersどうしようか・・・。とりあえず書店を覗きに行くことになりそう。

The Songs of Paul Simon

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ポール・サイモン、ないしサイモン&ガーファンクルは、私の洋楽体験の原点です。

ギタープレイ、ソングライティングはもとよりそのスタイル(ルックス)にも影響されました。

今回ご紹介するのは、楽器店の楽譜コーナーで販売されていたポール・サイモンさん関連の輸入楽譜本です。

The Songs of Paul Simon
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米国初版が1972年11月21日とされる分厚い本。全329ページもあります(ページ数はページ最終番号。以下同様)。


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内容は、S&Gのオリジナルアルバム5枚と解散後のサイモンさんの1stソロからの全曲と、Tom&Jerry名義その他アルバム未収録曲等を若干加えた分の楽譜及び歌詞。さらに(ここが重要なのですが)多数の写真が収録されていて、ファン必見です。

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私が入手したものは、日本の新興楽譜出版社(シンコー・ミュージック)から出された日本語版。巻頭のサイモンさんのコメントの和訳、各曲の邦題が添えられていて、定価4,944円(本体4,800円)のシールが貼られていました。
入手したのはごく最近、オークションで送料も含め1,000円ちょっとでした。ラッキー。
状態もよく、30年以上前のものとは思えません。

Paul Simon / New Songs
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1975年リリースの「時の流れに」Still Crazy After All These Yearsと共通デザインの楽譜集。こちらはシンコー・ミュージックの輸入発売で、帯が付いてます。
これは確か80年代はじめ位に、楽器店で購入したものです。

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CBSレーベルでのスタジオ制作アルバム3枚全ての曲の楽譜が載っています。全175ページ。

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こちらにも写真が多数掲載されています。

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プロデューサーのフィル・ラモーン、アルバムで共演したフィービー・スノウ、息子のハーパー(顔は写ってません)、弟のエディ(兄さんそっくり!)が見られます。

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Paul Simon・Greatest Hits,Etc.
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80ページ。1977年リリースの同名ベスト・アルバムの収録曲楽譜集。TV番組セサミ・ストリートやNBCの特番に出演した時のスナップ写真が載ってます。
これも「New Songs」とほぼ同時期に買ったもの。2,330(円)と鉛筆で価格が書かれていました。

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PAUL SIMON HEARTS AND BONES
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71ページ。1983年リリースのアルバム全曲集。レコードに付いていたライナー・ノーツと同様の歌詞ページがあります。これもアルバムリリース後しばらくして楽器店で見つけて買ったものだと思います。

このアルバムの前に、映画サントラ盤でもある1980年リリースの「One Trick Pony」が在るわけですが、そちらは以前紹介したシナリオ本に楽譜が収録されてました(単体の楽譜集が出ていたかは分かりません)。
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